ヘルシーコラム

こんにちは、花ランでメニュー開発を担当している料理研究家・卯月佳子(うづき けいこ)です。
このコラムでは、日本の四季折々、北海道から沖縄まで数えられないほど存在する豊かな食材を毎回ひとつ取り上げ、その食材の特性と、その食材を活かしたオリジナルレシピを、私のキッチン(旬菜キッチン)から皆さんに紹介していきたいと思います。毎月の連載(予定)ですので、皆さま、お楽しみに!
第 18 回 <ゴーヤー(ニガウリ)>
大人になってから食べた食材って何がありますか?
私は、ゴーヤーがその1つです。最初に食べた時は「苦~い!これ食べ物?」と思ってしまいました(笑)。
夏バテ防止、体脂肪減少、ビタミンCたっぷりの夏の野菜、ゴーヤーをご紹介します。

・ゴーヤーとは・・・
ゴーヤーはウリ科の一年生ツル草で、正式和名は「ツルレイシ」。
本州などでは「ニガウリ」とも呼ばれています。
原産地は熱帯アジア、主にインド。明の時代に中国に伝わり、日本には江戸時代に渡来したと言われています。
旬は6~8月。沖縄の夏野菜として有名ですが、現在はハウス栽培で1年中収穫できます。
高温多湿の気温に適しているため、沖縄では昔からよく栽培されていました。
戦後の食料のない時代には、大きく成長するまでに収穫を待てないのと、水や肥料が不足しているのとで、ほっそりとした小さいゴーヤーが食べられていました。
また、現在のようにスパムや豚肉、卵といった食材も手に入らなかったため、ゴーヤーチャンプルーではなく、ただの「ゴーヤー炒め」を食していました。
現在沖縄で栽培されるゴーヤーの特徴は、ズンドウ型でがっちりとした濃緑色のゴーヤーが多く栽培されています。本州のハウスで栽培されるニガウリは、ほっそりとしたスマートなタイプが主流です。
・ゴーヤーの成分
ゴーヤーはその独特の苦味が特徴です。苦味のもとになっているのは、果皮に含まれるモモルデシンという成分で、血糖値や血圧を下げる効果のあることがわかってきました。他にも、食欲増進作用や整腸作用のあることが認められています。
また、暑さで弱った胃を刺激するため、夏バテ防止にも効果があります。
ゴーヤー100g中には、ビタミンCがレモンの2~3倍、キャベツの約4倍に相当する120mg含まれています。
通常ビタミンCは加熱すると壊れてしまいますが、ゴーヤーのビタミンCは、加熱してもほとんど壊れず残っているため、夏に汗で体外に出され不足しがちなビタミンCの補給にはぴったり。
また、夏は紫外線が強いので、シミ・ソバカスなどの予防のためにも、ビタミンCを効率よく摂取できるゴーヤーを積極的に食べたいですね。
さらに、β-カロチンやビタミンB1、またカリウム、リン、鉄分などミネラル類も豊富。体のむくみをとり、疲労を回復してくれるため、夏バテ防止に大いに役立ちます。
ゴーヤーには、インシュリン類似物質(ペプチドP)が豊富に含まれ、血糖値の調節に役立つことが最近の研究でわかってきており、植物インシュリン(p-インシュリン)という呼ばれ方をしています。また、チャランチンという成分が、すい臓のランゲルハンスβ細胞に働きかけ、インスリンの分泌を促します。
種の中に多く含まれる、共役リノール酸という成分は、脂肪燃焼を促す働きがあり、ダイエット効果があるとされています。
コレステロールや中性脂肪などの血中脂肪の低下に効果的な水溶性食物繊維も豊富で、高血圧予防に役立つカリウムも多く含まれています。
・選び方&保存方法
表面のイボが細かく密集して、色と太さが均一な物が良いでしょう。
早めに中の種とわたを取り除いて、水洗いせず新聞紙にくるんでビニール袋に入れて冷蔵保存します。そうすればビタミンCも緑色もよく保存されます。
高い室温で放置すると黄化が早まりビタミンCも損失されるので注意が必要です。
冷凍する場合は、生のまま薄くスライスし、料理に使う1回分ずつラップに包み冷凍すれば、加熱する料理には使えます。解凍せずにそのまま調理できます。
生のまま薄くスライスし、ザルに広げ、天日に干して乾物にすれば長期保存できます。干し大根のように戻して調理すると歯ごたえが残る、生とは違った味わいになります。ミネラルは高まり、カルシウム15倍、ビタミン10倍、鉄分はなんと30倍と栄養価は高まります。

レシピ
ゴーヤーといえば、「ゴーヤーチャンプルー」!
チャンプルーとは、沖縄の方言で「炒める」という意味です。
夏野菜を美味しく炒めて、食べてダイエット&美肌のW効果です。
<ゴーヤーチャンプルー>

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