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ヘルシーコラム

料理研究家・卯月佳子の 旬菜キッチン ~心と身体に効くレシピ~
<はじめに>

こんにちは、花ランでメニュー開発を担当している料理研究家・卯月佳子(うづき けいこ)です。
このコラムでは、日本の四季折々、北海道から沖縄まで数えられないほど存在する豊かな食材を毎回ひとつ取り上げ、その食材の特性と、その食材を活かしたオリジナルレシピを、私のキッチン(旬菜キッチン)から皆さんに紹介していきたいと思います。毎月の連載(予定)ですので、皆さま、お楽しみに!

第 17 回 <ローズマリー>

(2010.6.30)

日曜日の朝、未来のアシンスタント候補のお料理大好き小学生あんちゃんから「このハーブは、ローズマリー?」と画像が届きました。自家菜園で収穫できたようです。
「とってもお料理に役立つよ!」とお返事したら、本物のローズマリーがママから届きました。

アンチエイジング、脳の活性化、リフレッシュ効果のある「ローズマリー」。
お料理の名脇役のハーブの中から「ローズマリー」をご紹介します。

ローズマリー

・ローズマリーとは・・・

「聖母マリアのバラ」という意味合いで名づけられているローズマリー。そんなローズマリーには、美容と健康によい効果が多く秘められています。ハーブティー、アロマオイルとしてはよく使われますが、香辛料としても良好な食材です。
地中海沿岸地方原産で、シソ科に属する常緑性低木です。

ローズマリーはラテン語のロスマリヌスRosmarinus(海のしずく)に由来し、海に面した崖に多いことから名づけられたとも言われています。古代のローマで栽培され、花冠に編み、ギリシャでは体を暖める薬として飲用し、中世のイギリスやフランスでは死者に持たせ、葬儀には小枝を持って参列し墓に投げ入れたりしたそうです。結婚式には、香水をかけ、金粉をまぶして飾ったり、シェークスピアは『ハムレット』でオフィーリアにローズマリーを持たせ「忘れないでね」と語らせています。 古代から親しまれているハーブなのです。

・ローズマリーの成分

消臭効果や抗菌作用、抗酸化作用があり、肉の鮮度を長持ちさせることからヨーロッパでは古くから肉料理にしばしば使われ、、カレーやポトフ等のスパイスとして利用されています。また、抽出物(精油ではない)には、高い消臭効果があることが知られており、商用消臭剤にもしばしば応用されています。

美容のハーブとしても親しまれ、肌や髪の毛のお手入れに効果的です。また、ローズマリーはすっきりとした香りを持っており、それによって、もやもやとした頭をスッキリさせる効果もあります。そのことから、ローズマリーの香りで目が覚めると、医学的に非常に良いと言われています。また、ローズマリーはアロマオイルとして、お風呂などに入れると、体の新陳代謝を促進して、とても体が温まります。ですので、冬場のお風呂の入浴剤にピッタリです。このローズマリーの香りには、記憶能力を向上させ、沈んだ気持ちを盛り上げてくれる力もあります。

・ローズマリーの育て方

一年中ツヤのあるグリーンの葉が絶えない常緑性の低木です。
小さな植木鉢等でも栽培できます。
日当たりと水はけのよい乾燥気味の土を好みます。発芽率がよくないので、最初は苗から育てるのがおすすめです。水遣りは土が完全に乾いてから。肥料は開花前にほんの少しで十分。夏は枝が込み合ってきたら選定し、風通しよく育てて。寒さに弱い品種はマルチングや北 風を避ける等、冬越しに注意します。寿命は長いですが、鉢植えの場合は根詰まりに注意しましょう。毎日、コンテナの土の湿り具合を見ながら水やりをします。晩春から生育期間中は、特に十分にしましょう。コンテナ栽培のハーブに水をやる時間帯は、早朝か夕方が最適。少なくとも2週間に一度、液体肥料を与えます。根つまりを起したら(鉢の底から根が出てくるのでわかる)、春か秋に、別の大きな鉢に移し替えるか、株分けして2つ以上の鉢に分けると良いでしょう。

レシピ

冷蔵庫のない時代に、ローズマリーと一緒に肉や魚を保存すると鮮度が保たれたということから、「若さをキープできるアンチエイジングハーブ」ともいわれるローズマリーです。
梅雨時期のじめっとした気分を盛り上げる、ローズマリーたっぷりのレシピです。

<ハニーローズマリーチキン>

ハニーローズマリーチキン

【材料】
手羽先4~6本
ローズマリー適量
新じゃがいも小4個
はちみつ大さじ1
オリーブオイル大さじ1
塩、こしょう適量
ベビーリーフ、プチトマト、レモン適量
【下準備】
  1. 手羽先に塩、こしょうをたっぷりめにふっておく。
  2. じゃがいもはよく洗い一口大に切り、硬いようなら電子レンジでやや表面が柔らかくなるまで加熱しておく。
  3. オーブンの予熱を230℃にしておく。
【作り方】
  1. はちみつ、オリーブオイル、ローズマリーをボウルやビニール袋に入れよく混ぜ、塩、こしょうで下味をつけた手羽先を漬け込む。(30分~)
  2. フライパンを温め、漬け込んだ手羽先を皮面から焼き、両面に焼き色を付ける。
  3. 鉄板にクッキンッグシートをひき、手羽先、じゃがいもを並べ、漬け込み液を上からまわしかけ、230℃のオーブンで10分~焼く。
○ポイント
  1. はちみつが肉を柔らかくする効果があり、肉の臭みをローズマリーが消し、鮮度も保ちます。甘めの味付けなので、塩、こしょうはしっかりと付け、甘いのが苦手な方ははちみつの分量を調整すると良いでしょう。
  2. フライパンで、焼き色を付ける時に、糖分(はちみつ)が焦げやすいので気を付けましょう。
  3. じゃがいもだけでなく、色々な野菜といっしょにオーブンで焼くと、肉の旨味が野菜に移り美味しく頂けます。
  4. レモンと一緒に食べるとさっぱりとし、ハニーレモンな風味が初夏にぴったりです。
卯月佳子(うづきけいこ)(料理研究家)
卯月佳子
卯月(4月)に東京都に生まれる。
大学時代には、食物文化を研究。その後、いったんは金融機関に就職し役員秘書など務めるが、持ち前の料理センスと社交術を活かし大手料理スクールに転職。セレブ向けレッスンを担当する売れっ子講師として活躍する。
現在は独立し、料理スクールの講師を務める傍ら、食品・飲料メーカーや地方自治体から依頼を受け100近いレシピを開発の実績を持つ。
誰でも美味しく、簡単に旬の食材を食べることができるレシピの数々。また、明確で明るい語り口調にファンも多数。花ランでは、店舗に対する料理アドバイザー、メニューの紹介などを担当。

<所有資格> 調理師免許、大手料理スクール師範資格、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター


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