ヘルシーコラム

こんにちは、花ランでメニュー開発を担当している料理研究家・卯月佳子(うづき けいこ)です。
このコラムでは、日本の四季折々、北海道から沖縄まで数えられないほど存在する豊かな食材を毎回ひとつ取り上げ、その食材の特性と、その食材を活かしたオリジナルレシピを、私のキッチン(旬菜キッチン)から皆さんに紹介していきたいと思います。毎月の連載(予定)ですので、皆さま、お楽しみに!
第 17 回 <ローズマリー>
日曜日の朝、未来のアシンスタント候補のお料理大好き小学生あんちゃんから「このハーブは、ローズマリー?」と画像が届きました。自家菜園で収穫できたようです。
「とってもお料理に役立つよ!」とお返事したら、本物のローズマリーがママから届きました。
アンチエイジング、脳の活性化、リフレッシュ効果のある「ローズマリー」。
お料理の名脇役のハーブの中から「ローズマリー」をご紹介します。

・ローズマリーとは・・・
「聖母マリアのバラ」という意味合いで名づけられているローズマリー。そんなローズマリーには、美容と健康によい効果が多く秘められています。ハーブティー、アロマオイルとしてはよく使われますが、香辛料としても良好な食材です。
地中海沿岸地方原産で、シソ科に属する常緑性低木です。
ローズマリーはラテン語のロスマリヌスRosmarinus(海のしずく)に由来し、海に面した崖に多いことから名づけられたとも言われています。古代のローマで栽培され、花冠に編み、ギリシャでは体を暖める薬として飲用し、中世のイギリスやフランスでは死者に持たせ、葬儀には小枝を持って参列し墓に投げ入れたりしたそうです。結婚式には、香水をかけ、金粉をまぶして飾ったり、シェークスピアは『ハムレット』でオフィーリアにローズマリーを持たせ「忘れないでね」と語らせています。 古代から親しまれているハーブなのです。
・ローズマリーの成分
消臭効果や抗菌作用、抗酸化作用があり、肉の鮮度を長持ちさせることからヨーロッパでは古くから肉料理にしばしば使われ、、カレーやポトフ等のスパイスとして利用されています。また、抽出物(精油ではない)には、高い消臭効果があることが知られており、商用消臭剤にもしばしば応用されています。
美容のハーブとしても親しまれ、肌や髪の毛のお手入れに効果的です。また、ローズマリーはすっきりとした香りを持っており、それによって、もやもやとした頭をスッキリさせる効果もあります。そのことから、ローズマリーの香りで目が覚めると、医学的に非常に良いと言われています。また、ローズマリーはアロマオイルとして、お風呂などに入れると、体の新陳代謝を促進して、とても体が温まります。ですので、冬場のお風呂の入浴剤にピッタリです。このローズマリーの香りには、記憶能力を向上させ、沈んだ気持ちを盛り上げてくれる力もあります。
・ローズマリーの育て方
一年中ツヤのあるグリーンの葉が絶えない常緑性の低木です。
小さな植木鉢等でも栽培できます。
日当たりと水はけのよい乾燥気味の土を好みます。発芽率がよくないので、最初は苗から育てるのがおすすめです。水遣りは土が完全に乾いてから。肥料は開花前にほんの少しで十分。夏は枝が込み合ってきたら選定し、風通しよく育てて。寒さに弱い品種はマルチングや北 風を避ける等、冬越しに注意します。寿命は長いですが、鉢植えの場合は根詰まりに注意しましょう。毎日、コンテナの土の湿り具合を見ながら水やりをします。晩春から生育期間中は、特に十分にしましょう。コンテナ栽培のハーブに水をやる時間帯は、早朝か夕方が最適。少なくとも2週間に一度、液体肥料を与えます。根つまりを起したら(鉢の底から根が出てくるのでわかる)、春か秋に、別の大きな鉢に移し替えるか、株分けして2つ以上の鉢に分けると良いでしょう。

レシピ
冷蔵庫のない時代に、ローズマリーと一緒に肉や魚を保存すると鮮度が保たれたということから、「若さをキープできるアンチエイジングハーブ」ともいわれるローズマリーです。
梅雨時期のじめっとした気分を盛り上げる、ローズマリーたっぷりのレシピです。
<ハニーローズマリーチキン>

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