ヘルシーコラム

こんにちは、花ランでメニュー開発を担当している料理研究家・卯月佳子(うづき けいこ)です。
このコラムでは、日本の四季折々、北海道から沖縄まで数えられないほど存在する豊かな食材を毎回ひとつ取り上げ、その食材の特性と、その食材を活かしたオリジナルレシピを、私のキッチン(旬菜キッチン)から皆さんに紹介していきたいと思います。毎月の連載(予定)ですので、皆さま、お楽しみに!
第 11 回 <ブロッコリー>
ビタミン・ミネラルをたっぷり含んだ『ブロッコリー』は、栄養たっぷりの美肌効果もある「緑黄色野菜」です。
キャベツの新種で、カリフラワーの親戚の『ブロッコリー』をご紹介します。

・ブロッコリーとは・・・
西欧料理によく使われるブロッコリーはキャベツの変種で、カリフラワーとは親戚関係です。原産地はイタリアを中心とする地中海沿岸地域で、2000年前にはすでに食用にされていたと言われていますが、日本に伝わったのは明治時代初期だと言われています。とはいっても、イタリアでも一般家庭に広まったのは第二次世界大戦後、日本ではここ十数年のことです。
最近ではスーパーなどで年中見かけるようになりましたが、7~9月に種をまいて11月から3月まで収穫する冬型と、2月に種をまいて4月~6月から収穫する春型があり、基本的には寒い季節の野菜だということができます。
・ブロッコリーの成分
ブロッコリーには特に、ビタミンCがたっぷり含まれています。ビタミンCは、ウィルスに対する抵抗力を高めるので風邪予防に欠かせない栄養素です。また美肌効果も高く、コラーゲンを作ったり、シミ・そばかすを防ぐ効果もあります。喫煙やストレスによって大量に使われてしまうので、しっかり摂りましょう。がん予防にも効果があるこのビタミンCを、ブロッコリーはレモンの約2倍含んでいます。また、クロムという栄養素を含んでおり、糖尿病にも効果があると言われています。
他にも、肌や粘膜を正常に保ってくれるカロチン(ビタミンA)やビタミンB6を含んでいるため、ブロッコリーを食べることで美肌効果が期待できます。
また、ビタミンB群も多く含まれています。ビタミンB2は脂質や糖質の代謝に、ビタミンB6はたんぱく質の代謝にも関係している大切な、健康な体を作っていくために不可欠なビタミンです。ブロッコリーなどの野菜をしっかり摂ることは、食べた食事のエネルギーを燃焼して、上手にダイエットするために必要なことのひとつです。
食物繊維も豊富で、便秘の改善効果もあります。食べ応えのある野菜なので、満腹感も得やすく、ダイエットにも効果的な野菜のひとつです。
さらにブロッコリーには、カリウムやカルシウムなどの、不足しがちなミネラルも含まれています。
・選び方&保存方法
普段私たちが好んで食べている部分は、花蕾(からい)というつぼみの集まった部分です。新しいものはつぼみが濃い緑色で固く締まっていますが、古くなると黄色くなり、つぼみも広がってきてしまいます。古いものは栄養価も下がってしまうので、出来るだけ新鮮なものを選びましょう。また、柔らかいつぼみの部分だけでなく、茎や葉の部分にも栄養がたくさん含まれているので、是非食べてください。
ブロッコリーを買うときには、緑色が濃く、こんもりと丸みがあって、蕾の隙間が密で締まっているものを選ぶようにしましょう。色が黄色くなっていたり、花が咲いているものは、味が落ちています。
また、鮮度が落ちやすい野菜なので、一日程度ならば、ラップにくるんで冷蔵庫で保存が可能ですが、出来る限り、買ったらその日のうちに使い切ってしまうようにしましょう。

旬菜キッチン レシピ
寒い冬には、栄養たっぷりの温かいポタージュが心も身体も温めてくれます。
風邪の予防に最適な、ブロッコリーを丸ごと1株食べられるレシピです。
●ブロッコリーのポタージュ

| ・ブロッコリー | 1株 |
| ・玉ねぎ | 1個 |
| ・じゃがいも | 中2個 |
| ・コンソメ | 小さじ2 |
| ・水 | 400cc |
| ・牛乳 | 200cc |
| ・バター | 20g |
| ・塩、黒こしょう | 少々 |
| ・ブロッコリーは、小分けに切っておく。 |
| ・玉ねぎはとじゃがいもは皮を剥き、玉ねぎは1cm幅のくし型切りにしジャガイモは薄切りにしておく。 |
- 鍋に、じゃがいも、たまねぎ、コンソメ、水を加えて、じゃがいもと玉ねぎが柔らかくなるまで煮る。
- 1.にブロッコリーを加えてさっと煮る。
- 鍋の火を止めて、粗熱を取ったらミキサーでポタージュにする。
- 再度鍋に戻し、牛乳を加えて、沸騰したらバターを加え、味見をして塩、こしょうで味を調える。
- ブロッコリーは、茎にも栄養があるので是非丸ごと食べて下さい。
- ミキサーがない時は、柔らかくなるまで良く煮て、ザル等でこしても良いです。
- もっと濃厚なポタージュにするには、水を牛乳に変更し、牛乳を生クリームに変更して下さい。
- ブロッコリーに含まれるビタミンCは熱に弱いので、ブロッコリーを加えたらなるべく短時間の加熱を心がけましょう。















