ヘルシーコラム

こんにちは、花ランでメニュー開発を担当している料理研究家・卯月佳子(うづき けいこ)です。
このコラムでは、日本の四季折々、北海道から沖縄まで数えられないほど存在する豊かな食材を毎回ひとつ取り上げ、その食材の特性と、その食材を活かしたオリジナルレシピを、私のキッチン(旬菜キッチン)から皆さんに紹介していきたいと思います。毎月の連載(予定)ですので、皆さま、お楽しみに!
第 8 回 <ねぎ>
おいしい料理の引き立て役として重宝なねぎは、全国各地で栽培されています。夏の高温でも傷みがこないようにする保冷技術の発達で、品質を保持し年間を通して市場に出回っています。

・ねぎの品種
ねぎは白ねぎ、青ねぎに大きく分かれます。東日本では白く長い白ねぎ(根深ねぎ)が、西日本では緑の葉の青ねぎ(葉ねぎ)が好まれてきました。最近は、東日本で青ねぎの仲間の小ねぎの消費も増え、西日本で白ねぎの消費も増えて、東日本、西日本の好みの差も次第になくなりつつあります。
?青ねぎ- 九条葱(京野菜)
- 万能葱
- 谷田部ねぎ
- 観音ねぎ
- ワケネギ(わけねぎ) 株分れ(分け)しながら成長する葉ねぎ
- 深谷ねぎ
- 下仁田ねぎ
- ポロねぎ 地中海料理などで普通に使われるネギ。
- 一関曲がりねぎ(岩手県一関市)
- 仙台曲がりねぎ(宮城県仙台市)
- 横沢曲がりねぎ(秋田県大仙市)
- 阿久津曲りねぎ(福島県郡山市)
- 越津ねぎ 愛知県発祥。日本の東西の中間だけあり、根の部分も葉の部分も丁度同じぐらい長さで白ねぎと青ねぎの中間にあたる。
- 徳田ねぎ 岐阜県特産。白ねぎと青ねぎの両方の特徴を持つ。
・ねぎの成分
ねぎはもともと冬の野菜で、寒さにあたると風味を増します。原産地の中国では「体を温め、疲労を回復する薬用植物」とされてきました。むくみや不眠症を改善し、冷え性や風邪の予防にも効果が期待出来ると言われています。
ねぎ特有のにおいのもとである硫化アリル類には、ビタミンB1の吸収を助け、糖質の分解吸収を高めます。エネルギー代謝が活発になるので、疲れがとれ、体力回復に役立つと考えられています。また、肉や魚のくさみもとってくれます。冬は鍋、夏は麺類などの薬味などに用いられ、食欲増進や料理に彩りをそえる役目もします。
・選び方&保存方法
白ねぎは、緑の葉の部分と、白い部分との境がはっきりしていて、緑の部分は濃く、白い部分が鮮やかなものを。青ねぎ(葉ねぎ)は、葉の先まで鮮やかな緑色でしゃんとしているものを選びましょう。残ったねぎはポリ袋に入れて冷蔵庫で立てて保存します(青ねぎは早く食べるようにしましょう)。冬場に束になった泥つきねぎを買ったら土に活けます。土がなければ、新聞紙にくるんで葉先だけ出して空気を取り入れられるようにし、くずかごのような入れ物に立てておくとよいです。

旬菜キッチン レシピ
おつまみにも、軽食にでもいい韓国のお好み焼きと、万能な保存食をご紹介します。
●ねぎのパジョン (2名分)

| ・万能ねぎ | 1束 |
| ・豚バラ肉 | 120g |
| ・小麦粉 | 大さじ6 |
| ・卵 | 3個 |
| ・ゴマ油 | 大さじ2 |
| ・塩 | 少々 |
| ・酢&コチュジャン&すりゴマ | 適量 |
| ・万能ねぎと豚バラ肉は、フライパンの長さに揃えて切っておく。 |
| ・酢、コチュジャン、すりゴマは、好みで混ぜておく。 |
| ・卵を溶いて、塩で味付けをしておく。 |
- 万能ねぎに小麦粉をまぶしておく。
- フライパンにゴマ油を入れ温め、卵を絡めた万能ねぎ→豚バラ肉→残りの卵液の順番で中火で周りがかりっとするまで焼く。
- 食べやすい大きさに切り、お好みでタレをかける。
- ねぎは、煮込みすぎると硫化アリルの効果が減少されるので、さっと過熱をして食べるのがベストです。
- 豚肉に含まれるビタミンB1は、ねぎと一緒に摂取すると吸収を促進させます。
- さっぱり食べたい時には、ゴマ油をサラダ油に変えて、豚肉を魚介類に変えても美味しく食べられます。
●ねぎ肉味噌

| ・長ねぎ | 1本 |
| ・豚ひき肉 | 100g |
| ・味噌 | 60g |
| ・みりん | 大さじ1 |
| ・かつおぶし | 10g |
| ・ゴマ油 | 大さじ1 |
| 長ねぎは、みじんぎりにしておく。 |
- フライパンにゴマ油を入れて温め、豚ひき肉を入れ炒める。
- 豚肉にしっかり火が通ったら、長ねぎ、味噌、みりん、を入れて混ぜながら炒める。
- 火を止めてから、かつおぶしを混ぜて完成。
- 密封容器に入れて、冷蔵庫で保存がききます。(1週間くらい)
- 野菜に付けても、スープに溶かしても美味しく食べられます。















